水戸二高図書館へようこそ
水戸二高図書館より

水戸二高図書館での活動の様子をお届けします

読書に親しむ「後期読書週間」

前期に続き、2月13日(月)から後期読書週間がスタートしました。

始業前20分間を利用して、各自が自分の好きな本を読みます。1年生は自由読書、2年生は新書を選んで読んでいます。前期の時と比べ、生徒たちは落ち着いて読書に専念しており、ページをめくる音がそれぞれのクラスで聞こえてきます。時間が過ぎても休み時間に読み続ける人もいれば、昼休みに読書をする人も増えたように感じます。

読書週間を契機に、暮らしのスタイルに、人生設計の中に、新しい感覚での「本とのつきあい方」をうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。高校生活が豊かになるような素敵な本との出会いを願ってやみません。

 

令和4年度水戸第二高等学校図書委員校外研修

 令和4年8月17日(火)に水戸二高図書委員校外研修会を実施致しました。引率者合わせ、10名の参加でした。朝早くから水戸駅を出発し、上野駅を経由し鶯谷駅で下車し、最初に正岡子規庵に向かいました。新型コロナウイルスの影響を受け休館でしたが、正面玄関から昭和の風情を感じ取ることができました。そのまま、徳川慶喜・渋澤栄一の墓石に手を合わせ森鷗外記念館へ足を進めました。森鷗外記念館では、生前の鷗外の残した数多くの手紙や写真が展示されており、クイズ形式で会場内を回ることができ、森鷗外について深く楽しく学ぶことができました。午後から、国際子ども図書館を訪れました。建物の美しさだけではなく、館内に納められている図書も非常に魅力的で、ツアーガイドの話を真剣に聞き入るほどでした。その後、神田神保町古書街にて掘り出し物を見つけに参加者全員が自由に散策しました。天候にも恵まれ、この研修の目的を果たせるとても有意義な研修会になりました。事後アンケートにも、「森鷗外記念館や国際子ども図書館に行けてとても勉強になった」や「古書店街をもっともっと散策したかった」という前向きな回答が見られました。

 

 

 


正岡子規庵


森鴎外記念館


国際子ども図書館

国際子ども図書館
「ビブリオバトル」行われる

 6月16日(木)6時間目は、先週の読書週間を受けて読書会「ビブリオバトル」を実施しました。
 まず、4~5人のグループに分かれて、グループ内で各自が本の紹介(1人3分)を行い、グループの中で一番読みたくなった本「グループチャンプ本」を決定しました。
 次に、選ばれたグループチャンプ本をクラス全員の前で紹介し「クラスチャンプ本」を決定しました。
 3年生は、これまでの学習で培われてきたものがあるためか、聞き手を意識した伝え方が巧みです。思わずクラス全員が身を乗り出して聞き入る場面がありました。
 いつものことながら「友達が紹介してくれた本が読みたくなった」という声が多く聞かれました。「読書週間」や「ビブリオバトル」が本に親しむ契機になっていたら嬉しいです。近々「クラスチャンプ本一覧」を作る予定です。本を選ぶときの参考にしてください。
 高校生活の中で自分の価値観を大きく揺さぶるような本との出会いがあることを願っています。図書館を大いに利用してください。

読書に親しむ「前期読書週間」

 6月6日(月)から前期読書週間がスタートしました。前期・後期各1回ずつ実施しているもので、今年が17年目になります。
 始業前20分に、各自が自分の好きな本を読みます。この時間に聞こえるのは、ページをめくる音だけです。時間が過ぎても休み時間に読み続ける人がいます。また昼休みに読書をする人が増えたようにも感じます。
 読書週間を契機に日常生活の中に本を読む時間をうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。高校生活が豊かになるような素敵な本との出会いがあることを願っています。
 来週、6月16日(木)にはLHR読書会(ビブリオバトル)が予定されています。果たしてどのような本が紹介されるのでしょうか、そしてクラスで読みたくなった本「チャンプ本」に選ばれるのはどんな本でしょうか,とても楽しみです。

           

図書館Café×校長先生最終講義

 3月28日(月)石井校長先生の最終講義が視聴覚室で行われました。「ボスの最終講義 探究に誘う学びとは」というタイトルで行われた講義は、感性を磨き疑問を持つことの必要性やその方法、古典を題材に探究することの楽しさや奥深さを語って下さいました。講義の最後で教員人生を振り返り、不安でいっぱいだった就職前の自分の姿を涙と共に率直に吐露。その姿は当時の校長先生と同じように未来への不安を抱いている生徒の心に大きく響き、未来への期待に変化していったようです。この最終講義は生徒有志による実行委員形式で企画されたもので、講義後、生徒から卒業証書ケースに入れた感謝状と共に手作りの花束が贈られ、温かな実り多い時間となりました。

  この最終講義の発端は、2月24日に行われた図書館Café。教員になりたい生徒たち13名を対象に学ぶことの楽しさや、高校時代の恩師との出会い、教員の喜び、失敗談を語ってくれました。そのCaféに参加した生徒が、もっと多くの生徒に聞いてもらいたいと、自主的に企画し実行したのでした。企画した生徒たちは、図書館Caféで自分の生き方在り方を考えたばかりでなく、具体的な行動に繋げ、将来への一歩を歩み出しました。

 

2月24日図書館Café:先生をめざすみなさんへ           3月28日:校長先生最終講義

 

図書館Café 「幼児教育を知る」

  3月24日(木)本校卒業生で、堀あさひこども園副園長の堀越洋子さんをお迎えし、「図書館Café #幼児教育」を開催しました。教育への進路を考えている生徒やJRC部員32名が参加し、仕事の魅力を教えていただきました。先輩として高校時代の二高の様子を語って下さった後、日常のこどもの様子を紹介してくださいました。保育者としてどのように関わっているのか、大事にしていることは何か、命を守り育むという事への責任と誇りなど現場からの声を届けて下さいました。生徒たちは、自分の幼少期を思い出しながらも、保育者の視点で語られる幼児教育について真剣に聞き入っていました。お話しを伺った後の感想では

 「保育園の時に経験したことが今の自分の知識に繋がっていることを知り、先生方の沢山の工夫を10年越しに知る事ができました」「子どもの頃は楽しく遊んでいただけだったが、先生方は子どもの寝方や様子を細かく見ていたことを今日初めて知り、感謝の気持ちでいっぱいになった」「エッセンシャルワーカーとして社会を支えているという誇りを持っている姿勢に感動した」「女性の社会進出が進む中で、保育園の役割はますます重要になって行くと思う」などたくさんの感想が寄せられました。幼児教育を考えることで、社会の仕組みや自分の生き方や仕事に対しての誇りなどを考えた深い学びの時間となりました。

 
図書館Café 「第一次第二次世界大戦 史実とトリビア」

  3月10日(火)「図書館Café #第一次第二次世界大戦史実とトリビアCafé」を開催しました。東京大空襲の記念日でもあるこの日を選んで2年生の八木咲音さんが企画、実施しました。前半は、八木さんが、大戦に至った経緯、状況などをスライドで動画と共に説明し、参加者からの感想や意見を聞きました。後半は、ドイツに住む卒業生の野尻明子さんが現地からオンラインで、ロシアによるウクライナ侵略をドイツの高校生はどのように捉えているのかなどをレポートしてくださいました。参加者からは、「歴史を学ぶ意味や、知ることの必要性を実感した」などの感想が多く聞かれ、社会課題への興味関心が広がった実り多い時間となりました。

 

                                                       
R3 STARTプログラム

  STARTプログラムは、3月中旬の授業で「ふりかえり」が終わり、1年間の探究学習のプロセスが全て終了しました。多くの生徒から「人物や社会課題を探究することで、自分の生き方や在り方を考えることができた。」「探究のプロセスで、情報収集の基本、参考文献の書き方が身についた」などの感想が聞かれました。この1年間の活動が土台となって、2年度の環境科学の探究学習が展開されます。

この成果を発表した「SSH成果報告会」の開会挨拶で、生徒会長が「私たちは今日のために1年間準備を進めてきました。1年生は自分自身のテーマを設定し、将来を切り拓いていくための学習を進め、自分の考えを自分の言葉でまとめました。2年生は1年生の時の学習を生かし、SDGsを基に社会や環境に対して理解を深めました。今日の成果発表会は私たちの探究の集大成となります。」と二高の探究学習を表現してくれました。

 「SSH研究成果報告会」では、午前は駿優教育会館において1年生代表の黒澤歩菜さんが「加藤シゲアキ 文学賞までの道を追う」を発表し、午後は体育館で全員がポスターセッションを行いました。

 

 

           【学年代表発表】                                 【ポスターセッション】

 

読書週間,ビブリオバトル行われる

  2月14日(月)~17日(木)は読書週間でした。

読書時間は、始業前の8時35分~8時55分の20分間です。教室では各自が持ってきた本を読みます。ページをめくる音だけが時々聞こえます。授業開始前に集中して読書することで、その後の学習の取り組みが良いような気がするという声も聞かれました。

 

翌週、2月22日(火)の6時間目のLHRはビブリオバトルを行いました。5~6人のグループに分かれて、グループ内で順番に一人3分で本の紹介を行います。グループ全員の紹介終了後に、どの本が一番読みたくなったかを基準に「グループチャンプ本」を決めます。

「グループチャンプ本」に選ばれた本を紹介した人は、今度はクラス全員の前で本を紹介します。最後に「クラスチャンプ本」をクラス全員で決定して終わります。

本を紹介するためには繰り返し読む必要があります。発表のためには聞き手を意識して表現方法も工夫しなければなりません。楽しみながら様々な力を育んでいく、ビブリオバトルはなかなか良いものです。「友達が紹介した本を読みたくなった」という感想も多く聞かれました。

 

                  「朝の読書」
       「ビブリオバトル(グループ)」
          オンラインで参加する生徒も
 
     
             グループでチャンプ本を選ぶ                    ビブリオバトル(クラス)  
   
 
R3 STARTプログラム【情報収集】

STARTプログラムは3・4時間目【情報収集】のプロセスに入りました。情報センターとしての機能を持つ学校図書館の出番です。

この段階では、情報の範囲、情報の信頼性、図書資料の取り寄せ方、インターネット・データベースの使い方、参考文献の書き方などを演習により学びます。探究に当たっては、図書やインターネットを活用して様々な情報を活用しなければなりません。

3時間目は、国立国会図書館サーチを使って、自分の手元に図書資料を取り寄せる演習をしました。実際に長崎県立図書館から本を借りた先輩の実例を知り、自分の必要とする情報が日本中の図書館ネットワークにより取り寄せられることに驚きながらもこれからの力になる演習の時間でした。続いて、利用した情報の出典を明示する理由と方法です。なぜ参考文献を明示するか、どのようにするかを新書の奧付から参考文献として必要な部分を記入する演習をとおして学びました。

この時間は将来の学びの基礎になる部分ですので、生徒たちも真剣に取り組んでいました。

 




R3 STARTプログラム【図書館の使い方】を学びました

 STARTプログラムは【課題の設定】【情報の収集】に入りました。自分の課題を見つけるためにも、情報の収集をするためにも、情報の拠点である図書館の使い方を知る必要があります。日本十進分類法で整理されている図書館の使い方を学び、実際に書架から本を探す演習も行いました。図書館の仕組みを初めて知ったという生徒も多く、文献とインターネットを上手に活用できるようになりたいという感想が多く聞かれました。


             
R3 Global Café 始まりました!

水戸二高の図書館では、毎週水曜日にALTの先生がGlobal Caféを開催しています。2017年から始まり、今年で5年目になります。生徒は誰でも自由に参加できます。映画の話題から世界の環境問題までオールEnglishで話し合っています。全部英語で話すのは難しいと思われがちですが、お茶とお菓子のおかげでとても楽しく和やかな時間になっています。

 

今年度第1回目のGlobalCaféが4月14日に開催されました。アンディ先生の魅力あふれる自己紹介から始まり、緊張もすぐにほぐれて楽しい時間が過ごせました。初めて参加した1年生も英語で話しているという感覚は次第になくなり、自然に笑い声が上がっていました。コロナ禍のため、今回はお茶もお菓子も出せませんでしたが、アンディ先生からチョコのプレゼントがありました。

 

R3 STARTプログラムが始まりました

 水戸二高では、「総合的な探究の時間・道徳」のうち14時間を使って、1年生全員に「STARTプログラム」を実施しています。このプログラムは、StudentsTalk About Reading Themesの頭文字からネーミングされ、「二高生一人一人が、自分のテーマを持ち、調べ、語れる力を持って人生を切り拓いて欲しい」との願いから生まれ、2012年から行っている本校独自のプログラムです。 探究の型を学び、探究学習のプロセスでの学習により、学び方を学び(Learn how to Learn)学習の基盤を育てます。目指しているのは「これからの社会で必要とされる能力」を育むこと。水戸二高では、このプログラムで培った学び方を基にして、SSH課題研究、2年次の環境科学、保健体育等各教科の学習が展開されています。また、校外での発表の際この学びが生かされています。

STARTプログラムには、

  ・SSH校として長年培った探究学習のノウハウ

  ・「情報センター」としての図書館機能

  ・在り方生き方を考える道徳のエッセンス

  ・水戸二高が伝統の中で育んできた二高生への想い  
が詰まっているのです。今年度のテキストは、さらに「探究の型」を学ぶ内容になっています。