校長挨拶

 校長 渡邉 剛茨城県立水戸第二高等学校のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 また平素より、保護者・同窓会をはじめ、地域の皆様などから、本校教育に関しましてご理解とご支援を賜っておりますことに深く感謝申し上げます。

 本校は、明治33(1900年)年、県内初の高等女学校として、水戸藩ゆかりの弘道館を仮校舎として創立され、本年度で創立124年目を迎える歴史と伝統を誇る学校です。

 この間、卒業生は4万1千余名にのぼり、県内はもちろん国の内外を問わず各方面で活躍されています。

 「叡智・仁愛・創造」を校訓にかかげ、歴史と伝統、そして、それらに根ざした校風を大切にしながら、品位と教養あふれる生徒の育成を目指しております。

 また教育目標を「民主的な国家及び社会の形成者にふさわしい資質・能力を身に付け、社会の中核として活躍する、心豊かな人間の育成」とし、その実現に向け日々の学びはもちろんのこと、学校行事や部活動、豊かな体験活動など様々な取り組みをとおして、生徒1人1人の成長を支援しております。

 令和5年度から5年間、第4期スーパーサイエンスハイスクール指定校として国から認定され、理数教育に力を入れ、科学的素養を備えたリーダーシップを発揮できる人材の育成を図ってまいります。またオーストラリア語学研修、マレーシア海外研修(SSH研修)などを実施し、グローバルリーダーの育成にも力を入れております。

 このように類い希な豊かな教育環境の中、国公立大学への合格者が122名を超えるなど高いレベルでの進路実現や、生徒の9割が加入する部活動においても数々の大会等での全国大会出場など、生徒たちは様々な場面でその力を発揮しています。

 学校は、施設があって教師・生徒が集まれば成り立つものでもありません。生徒たちの成長に時間が必要であるのと同様に、学校も時を経て成熟し、より価値あるものになっていくのではないでしょうか。ここ水戸二高には、124年の時間という洗練を受け、脈々と受け継がれてきた成熟した学びの環境があるのです。

 これからも、創立以来受け継がれてきた歴史と伝統、校風を大切にしながらも、常に挑戦し続け、新しい価値の「創造」に取り組んでまいりますので、多くの皆様方にご理解・ご協力、そしてご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 結びに、私の好きな言葉を紹介させていただき挨拶といたします。

 

積み重ね 積み重ねても 積み重ね

積み重ねの上に花が咲く

積み重ねの果てに実が熟す

茨城県立水戸第二高等学校

校長 渡邉 剛