平成30年度2学年歌舞伎鑑賞教室

 一人一人が輝く活力ある学校づくり推進事業の一環として,2学年全員が6月12日に東京国立劇場で歌舞伎「連獅子」を鑑賞しました。多くの生徒が初めて歌舞伎を体験しました。最初に「歌舞伎のみかた」の説明が坂東巳之助さんからあり,能の舞台を模して羽目板に松を描いた「松羽目」や音の鳴る床,役者の衣装,和楽器演奏,舞台の造り,小道具,役者の声の出し方,摺り足,そして黒衣など細かな点まで説明をしていただきました。

 「連獅子の話も説明していただきましたが,笑い所もわかって,とても充実した時間を過ごすことができました。親子の獅子が最後に長い髪を振り回す場面では,想像以上に長い時間振り回していたので迫力がありました。イヤホンガイドや劇場脇の液晶パネルを使った解説で,より一層連獅子の内容を理解することができました。伝統文化に新しい技術が加わっていて,誰でも鑑賞できるよう工夫がされているのが伝わってきました。」「役者の細やかな演技と舞や歌の歌詞に,代々受け継がれてきたものであることが感じられました。日本で生きる者として,高校生として,日本の伝統文化である歌舞伎を見たことは素晴らしい経験になりました。この教養を大人になっても生かしていきたいと思いました。」等,生徒の感想がありました。