「叡智・仁愛・創造」茨城県立水戸第二高等学校 Since1900
本校は「第Ⅳ期 Super Science High School(R5~5年間)」に文部科学省から指定を受けています
令和5年4月12日、3年ぶりに全校生徒で伝統の「校歌」を斉唱しました。どうぞお聴きください。(動画)
出場は各クラスの選考を勝ち進んだ12チーム。基本運動チームとダンス部(テーマは「優麗都雅~踊り狂えよ、をみなたち」)も加わりました。ダンシングクイーンの座を射止めたのは、2年7組4班(食べ盛りの君たちへ カズノコ☆パラダイス)。活気にあふ
れた楽しい午後のひとときでした。
第1位 2年7組4班 食べ盛りの君たちへ カズノコ☆パラダイス
第2位 2年4組3班 Load up on guns, bring your friends.
第3位 2年8組4班 television
第1部は代表生徒の発表(海外セミナー報告[SSH]・海外研修報告[国際]、1年代表、2年代表)。第2部は個人発表で全員がポスターセッションを行いました(1年:道徳STARTプログラム、2年:環境科学 SSHクラス:14グループ研究発表)。
ステージ発表もポスターセッションも、皆さん堂々としてよい発表だったと思います。ポスターセッションでは、みんな、にこやかに、楽しそうな様子が見られました。また、1年生が2年生の発表を聞き、2年生が1年生の発表を聞くといった、異学年交流もよかったです。人前で発表する度胸、表現する力、コミュニケーション力等が鍛えられたのではないでしょうか。皆さん、お疲れ様でした。
会場からは多くの質問が出され、回答の仕方もよかったと思います。講評では、運営委員長の茨城大学理学部長・折山先生から、「水戸二高のプレゼンテーション力は向上している」、「科学(サイエンス)の力がピョンチャンオリンピックでの女子団体パシュートの金メダルにつながった」ことのお話があり、JSTの関根先生からは、「疑問を持つこと、分からないことが大切で、そこから新しい問題を発見することにつながる」とのお話がありました。
午後は、学校にて、「環境科学」の各クラス代表による発表、2年SSクラスの「サイエンスイングリッシュ」の授業、2年SSクラス「課題研究」の各グループによるポスターセッションを実施しました。
確かに夏休み前に比べると、プレゼン力が数段向上していると思います。これから7月の最終報告会に向けて研究を続け、さらに成長した姿を見せて下さい。
受 賞 校
<女子>
優 勝 土浦日本大学高等学校 81.0点
2 位 水城高等学校 76.5点
3 位 県立水戸第二高等学校 69.5点
3 位 霞ヶ浦高等学校 69.5点
3 位 東洋大学附属牛久高等学校 69.5点
6 位 常磐大学高等学校 69.0点
7 位 茗渓学園高等学校 68.5点
8 位 常総学院高等学校 67.5点
9 位 県立水戸第三高等学校 65.5点
10 位 県立日立第二高等学校 60.0点
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
1日2クラス、4日かけて全クラスが体験することになりますが(各クラス1時間)、私は2年8組の時間に一緒に体験しました。お席入りのしかた、茶席での作法、抹茶の点て方等を体験しましたが、みんなしっかりと学習していました。講師の先生から、時間が経つごとに姿勢が良くなったことが見て取れると、感心されました。家でも体験した話を披露してみると盛り上がるのではないでしょうか。
この後、2月1日(木)、5日(月)にも茶道体験を行います。
講師は江上いずみ先生(筑波大学・大学院客員教授、Global Manner Springs代表、元CA)。「国際的マナーとおもてなしの心」のテーマでご講演いただきました。第一印象が大切であり、これを高めるために、表情、態度、身だしなみ、言葉遣い、挨拶の5つの観点からのお話があり、ノックの仕方や握手の仕方など、私も大変勉強になりました。スライドも写真等が大変効果的に工夫されており、ストンと腹に落ちるものがありました。
1年後には茨城国体、2年後には東京オリンピック・パラリンピックがあります。生徒のみなさんも外国からの方と接する機会が多くなることでしょう。今日のお話をもとに、相手と心が通い合って初めて成り立つおもてなしの心で対応できるようになってほしいと思います。
1月24日(水)放課後、図書館において、マレーシアからの留学生ヨー・イ・ジュエンさんのミニ講演会を行いました。
先生に教わって練習した後、自分で着付けをしたという着物姿で登場したヨーさん。この1年間に日本で学んだことや心に残る思い出等、また、日本を去った後にこれから学びたいことなどを話してくれました。参加者からたくさんの質問を受けて答えていましたが、マレーシアにいる時は、人前で話をすることが苦手だったといいます。ヨーさんの非常に活動的な姿、前向きな姿勢に、留学の成果を見ることができました。
講演会終了後には、参加者にお茶を立ててくれました。日本人よりも日本文化に興味を持って理解しているという印象を受けました。
次のステージでも頑張ってほしいと思います。
1月19日(金)、東海文化センターにおいて茨城県高等学校家庭クラブ連盟第65回研究発表大会が開催され、1年3組の川又さんが「近くて安心、いきいき家族! ~今、三世代家族が新しい」のテーマで発表し、茨城県知事賞を受賞しました。
大会では、各地区の予選を勝ち抜いた8校の生徒が、家庭科の授業の中で学んだことを活用しながら、家庭や学校、地域の生活の中から見いだした課題を解決するために、計画を立て、調査研究をしながら得た成果を発表していました。地域貢献や食をテーマに、みんな見事な研究発表でした。
知事賞を受賞した川又さんは7月に東京で開催される全国大会に出場します。さらに発表技術に磨きをかけて頑張ってほしいと思います。
※ 紙面記事の転載使用については、東京新聞社様から使用の許可をいただいています。
1月6日(土)、茨城大学において第8回高校生の科学発表会が開催され、2年8組(SSクラス)の生徒が参加しました。14グループのうち、口頭発表参加が4,ポスター発表参加が14。県内は本校の他11校、東京都や千葉県の高校も参加していました。
この大会は、県内外高校生の参加により、プレゼンテーション能力や質疑等における技能の向上を図ること及び研究者や他の発表者からの質問や助言を受けることにより、研究内容の一層の深化を図ることを目的としています。
ポスター発表の「BZ反応」が優秀発表として表彰を受けましたが、みんな、堂々としたいい発表をしていました。研究はまだまだ途中ですが、今回の発表を経験し、熱い刺激を受け、何か新たな収穫を得たのではないかと思います。参加した皆さん、大変お疲れ様でした。
12月15日(金)の昼休み、1号館4階の生徒ホールで、アンサンブル同好会が「クリスマスコンサート」を開催しました。曲目は「背中越しのチャンス」「ウィンターワンダーランド」「愛をこめて花束を」「嵐メドレー」。20分のミニコンサートでしたが、一人一人の演奏力量が高く、とても楽しいひとときを過ごすことができました。
「海外セミナーの概要&事前研修」「スミソニアン博物館別館・本館」「スミソニアン自然史博物館」「タフツ大学」「ハーバード大学」「マサチューセッツ工科大学」「トレーシー高校」「ヨセミテ国立公園&事後研修」の8班に分かれてプレゼンテーションを実施。感想を英語で話すなど、研修の成果が出ていたと思います。笑いを誘うユニークな発表や質疑応答もあり、和やかな雰囲気に包まれていました。
11月20日(月)の朝、校門前の歩道に目をやると、何人かの生徒が落ち葉を箒で掃いて集めるという作業を繰り返していました。聞けば整美委員会の活動で、これから1か月くらい続くとか。そういえば、先日もバスケットボール部の生徒が校内の落ち葉掃きをやってくれていて、リヤカーに落ち葉を入れて運んでいる姿を目にしました。休み明けの月曜日の朝をさわやかな気持ちにさせてくれた出来事でした。
本校のグローバルクラブ員や英語部員、希望生徒が参加し、学校概要説明、日本文化紹介、エネルギー問題についてのディスカッションを行いました。サバンナ・リバー国立研究所職員であるKerry A.Dunnさんから自己紹介の後、ご自身の研究全般の説明や原子力関係の説明があり、みんな熱心に聞き入っていました。オールイングリッシュでの説明だったので、難しかったと思いますが、その後の英語での質疑応答は和やかな雰囲気の中で進行していました。
90分ほどの短いひとときでしたが、エネルギー・環境問題への理解を深め,英語での発信力を高めることができたのではないでしょうか。
講師は武仲能子先生(日本機械学会LAJ委員、産業技術総合研究所 ダイバーシティ推進室 企画主幹、産業技術総合研究所 機能化学研究部門 主任研究員)。「研究職ってなんだろう? 研究所勤務の立場から見る研究・開発・社会貢献」のテーマでご講演いただきました。好きな事を仕事にできればいいけれど、好きな事がない人は嫌いな事を考えてみよう。嫌いなこと以外は仕事にしても大丈夫。仕事をしているうちに好きになるから。という件に、“確かに”と思わず納得してしまいました。グループワークも取り入れて、楽しい講演会になったと思います。将来について考える一助になってくれることを期待します。
10月21日(土)の午後、視聴覚室にて、「海外研修報告会」を開催しました。これは、夏休みにオーストラリアへ語学研修に行った生徒たちによる報告会です。
30名が、「シドニー市街について」「MONTGROVE Collegeについて」「英語研修プログラムについて」「UTSについて」「ホームステイについて」の5つのテーマで5班に分かれ、プレゼンしました。英語で感想を述べたり、「積極性や行動力が必要であることを感じた、学んだ」との報告がなされ、海外研修の成果が出ていたと思います。
最初に常磐大学の小関一也先生から「持続可能な開発目標(SDGs)と地域で取り組む環境学習」というご講演をいただいた後、市内の小中学生(7グループ)及び本校生(料理研究同好会)の研究発表を実施。発表の後は、「キッズサイエンスカフェ」というワークショップを、4班に分かれ、本校生がファシリテーターとなって行いました。
最後は、「これからどんな研究をしたいか(調べたいか)」をテーマに各自が書いた付箋を模造紙に貼り付け、「みんなの木」を完成させました。アイスブレイクに時間はかかりましたが、協働して進める楽しさを実感していたようです。
第1日 平和学習(平和祈念公園、ひめゆりの塔・資料館)
第2日 班別研修(タクシーを利用し班ごとに計画)
第3日 グループ別研修(美ら海水族館、おきなわワールド)
民泊体験
第4日 首里城公園
ひめゆり資料館では、証言映像に聞き入って衝撃を受けている姿が印象的でした。また、班別学習、グループ別学習では、沖縄の自然や文化を満喫していたようでした。民泊体験後には、「とっても楽しかった」「もう1泊したい」との声が聞かれ、沖縄の“お父さん”“お母さん”と別れを惜しむ光景が感動的でした。
この4日間、生徒たちは、沖縄を最高に楽しみ、学ぶことができたようです。
それにちなんで、本校では、今年は10月10日(火)~13日(金)をグローバルウィークと位置付け、海外の文化や国際的な社会問題及び留学生の話を聞くことで、世界の国々や異文化に対する興味関心を高めることを目的に、昼休みに生徒ホールにて、グローバルクラブ員や希望生徒がグループ発表等を行いました。海外研修の写真や世界の民族衣装等を掲示したりして雰囲気を作り、「世界の郷土料理」や「児童労働」などのテーマでの発表やマレーシアからの留学生・ヨーさんからの話を聞いたりして、国際社会への関心を深めていました。
講師の先生は、龍ヶ崎済生会病院・産婦人科医の陳央仁先生。「自分(いのち)を生きる~愛し愛されるために~」とのテーマのもと、命の誕生、障害者の生き方、男女の性に関する相違点、人工妊娠中絶・避妊、等のお話があり、みんな熱心に聞き入っていました。事前アンケートの分析から、「自分のことが好きでないのはもったいない。自分を好きになってほしい。」とのメッセージをいただきました。「命は奇跡」「何度転んでも起き上がろうとすること。そのために強く耐え抜くこと。」の言葉が印象に残っています。生徒の心にも届いていたようです。
これを契機に自分の将来や生き方、「生」そのものについて、改めて考えてほしいと思います。
講師の小澤先生(茨城県立図書館読み聞かせ講座講師)のご指導のもと、生徒たちは真剣に取り組んでいました。
「おじぎは、するものではなく、相手に差し上げるもの」「自分のことではなく、相手のことを一番に想うこと。相手がどう判断するか、相手がどうやったら笑顔になってくれるか。必ず自分に返ってくる」「体中の筋肉を使いこなさなければならないので、筋肉がないと美しくなれない」のお話が印象に残っています。
「道徳」の発表だけでなく、いろいろな場面に応用できると思います。頑張ってマナーを身に付けましょう。私も大変勉強になりました。
(平成29年9月20日付茨城新聞 24面より)
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
今年のキャッチフレーズのとおり、「NO GIRL,NO OURLIFE」が、確かにそこにありました。大変お疲れ様でした。
出席者の紹介のあと、受賞した発表内容の紹介をし(ポスター発表:閉鎖系BZ反応の酸素による影響)、歓談。内容は難解に感じましたが、実験手順が論理的ですっきりしていたと思います。「論文は書かないの? 英語では?」との問いかけに、「今後まとめてみたい。英語は苦手ですが。」と答えて笑いを誘っていました。先輩から代々受け継がれてきている研究ですので、今後さらに発展させて欲しいと思います。
東京大学工学系研究科特任教授の森村久美子先生をお招きし、「情報発信力を高めるプレゼンテーションの心得と技法」について講演をいただきました。
アイコンタクトのドリルでは各班盛り上がりを見せていました。スライドやポスター作成上のポイントも大変参考になるものでしたので、今後、わかりやすいプレゼンテーションができるようになることを期待しています。
宮城県で行われた総文祭(全国高等学校総合文化祭)には、放送部、書道部、美術部、文芸部、コーラス部、数理科学同好会が出場しました。その中で、数理科学同好会が文化庁長官賞(全国2位相当)を受賞しました。
放送部はこれに先立ち、7月にNHK杯全国高校放送コンテストに出場しています。
コーラス部も総文祭の前にNHK全国学校音楽コンクール茨城県コンクールに出場し金賞を受賞。また、8月19日に日立シビックセンターで開催された「第72回茨城県合唱コンクール」でも金賞を受賞し、ともに県代表となり9月の関東大会(埼玉県大宮市、静岡県浜松市)に出場します。
インターハイ出場のなぎなた部は敗れたとはいえ、伝統の戦い方で非常にいい試合をしました。それは茨城新聞にも掲載されましたので、下の記事をご覧ください。
弓道部は、県個人選手権で、2年生の石井さんと西野さんがそれぞれ1位と7位になり、9月の関東大会に出場します。
体験やチャレンジから学ぶことは,多いと思います。夏季休業中の体験から感じ,学んだことを,これからの高校生活に生かしてください。
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
(平成29年8月29日付茨城新聞 23面より)
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
8月18日(金)の茨城新聞に、昭和20年水戸第二高女卒業の三橋昭子さんの体験談が掲載されていましたので紹介します。
茨城県立水戸第二高等女学校(第二高女)は昭和8(1933)年に開校、茨城県女子師範学校(女子師範)の併設校として、市内寺町(現金町3丁目)の同校敷地内に設置されました。
昭和20年8月2日の水戸空襲で、女子師範と第二高女は水戸高女と同じく校舎を焼失したため、勝田町(現ひたちなか市)の元日立兵器株式会社の付属青年学校跡の建物を借りて学ぶことになりましたが、昭和22年に独立。その後、昭和23年からの学制改革による新制高等学校の施行により、茨城県立水戸第二高等学校と合併することになりました。 ※昭和23年
5月10日 茨城県立水戸第二高等学校 と合併 5月31日 生徒、正式転入 |
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(平成29年8月18日付茨城新聞 25面より) ※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。 |
より高いレベルの学習・実験に挑戦しようとする態度と自然科学に対する興味・関心の向上を図るとともに、理数系のエキスパートとして国内外で活躍できる人材の育成を目指すもので、本校生がインタープリターとして児童・生徒の興味・関心を喚起するとともに、高校における探究活動を活性化させることを目的としています。
16名の小中学生を4名ずつ4グループに分け、生物1班、化学3班で、「見えない気体」、「生き物は細胞でできている」のテーマに基づいて実験を行い、本校生徒11名が交代で支援にあたりました。
8月15日(火)の茨城新聞に、昭和24年本校卒業の亀田博子さん(前秀芳会会長)の体験談が掲載されていましたので紹介します。 「8月や6日9日15日」(読み人知らず)という句を聞いたことがあります。最近の若者はこの句の意味することがわからない人が増えているとか(もちろん6日は広島の原爆忌、9日は長崎の原爆忌、15日は敗戦記念日[玉音放送])。
戦争体験者が日に日に少なくなっていますが、身近に体験者がいたら是非聞いておいてほしいと思います。教科書に載っている戦争はどこか遠くの世界のことのように感じるかもしれませんが、我々の身近で、足下で、戦争が行われていたのです。「体験しなければわからぬほど、お前は馬鹿か」と後で言われないように。 |
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(平成29年8月15日付茨城新聞 23面より) ※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。 |
8月14日(月)に、水戸中央郵便局において、中学3年生の時に自身が書いた選挙メッセージはがきを送るセレモニーが行われました。そのはがきを受け取る代表の一人に、本校3年の久保田さんが選出され、無事に務めを果たしました。久保田さんは当時、「あなたの持つ1票で社会をかえましょう」とつづったとのこと。セレモニーの様子は、下の茨城新聞の記事を見てください。
もうすぐ知事選も控えています。3年生で有権者になった人は、大切な1票をしっかりと投票してほしいと思います。
(平成29年8月15日付茨城新聞 20面より)
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
8月1日(火)、1年生の「自然科学体験学習」希望生徒56名が、日光に向けて出発しました。この事業は第1学年を対象にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環として実施しているもので、「自然に親しみ、自然に対する興味や感動する心を高める」こと、「自然および自然の仕組みを正しく理解する」こと、「自然に接する際のマナーを身につけ、自然保護に対する意識の高揚を図る」ことを目的としたものです。
2泊3日で実施しますが、日光自然博物館や栃木県立博物館の見学、湯滝周辺の自然観察、戦場ヶ原や湯の湖周辺、中禅寺湖周辺での自然科学体験活動、夜は天体観測などを計画しています。生徒たちは、班別に調査対象の絞り込みと仮説の設定等の事前学習をしてきました。天気が心配ですが、予定通りの活動ができることを祈っています。
7月31日(月)夕方、海外研修参加生徒30名が、オーストラリアのペンリスに向けて出発しました。この事業は国際理解教育の一環として実施しているもので、「海外の高校での授業体験を通して、異文化理解及び自国の伝統・文化の理解を深めるとともに語学力の向上を目指しながら、グローバルな視点を持つ女性リーダーの育成を図る」ことを目的としたものです。
全員がホームステイをして海外の生活を体験します。企業訪問・懇談会や大学訪問・学生との交流なども企画されています。ホストファミリーと楽しく過ごし、様々な体験を経て視野を広げて帰ってきてほしいと思います。[帰国予定は8月11日(金)]
7月29日(土)、本校体育館等において、840名を超える中学生・保護者の参加をいただき、学校説明会を実施しました。
7月27日(木)、第2学年SSクラスの20名が「SSH海外セミナー」のためアメリカに向けて出発しました。[帰国予定は8月4日(金)]
このセミナーは、「国際的に活躍できる女性科学者育成の基盤作り」を目指し、科学・技術で今なお世界をリードするアメリカ合衆国において、各分野で活躍する研究者の講演や研究室訪問及びプレゼンテーション等を通じて、科学・技術への興味や関心及び英語力・伝達力を高め、課題研究の深化を図ることを目的としています。
現地大学・高校での生徒発表や交流等を通じて、国際的な女性科学者を目指そうとする意欲を向上させられたらいいですね。まずはワシントンに無事に到着することを祈っています。
7月19日(水)、第2学年の生徒を対象に、学校設定科目「環境科学」において、「地球環境とエネルギー」をテーマとして、日本原子力研究開発機構の研究員による「地球環境とエネルギー資源および原子力と放射性廃棄物の処分等について」の講義及び研究員との意見交換を行いました。これらを通して環境問題に対する意識向上を図ることを目的としたものです。
授業では、意図的にインターネットからの引用を配布資料とし、その利点と欠点を指摘し、「情報リテラシー」の重要性を考えさせるようにしていました。「Webサイトを評価する際の尺度項目の例」を参考に、自身で考えてみてほしいと思います。
7月15日(土)、駿優教育会館において、「SS課題研究発表会」を行いました。 3年生SSクラス18組の1年4ヵ月にわたる研究の集大成といえるものです。どの発表も落ち着いて堂々としており、冒頭の要旨説明は全組英語で、また最後の2組はすべて英語で発表したことに、とても感激しました。まさに、国際的に活躍できる女性研究者の育成というSSHの理念に合致するものでした。
SSH運営指導委員長の折山剛先生(茨城大学理学部長)からは、「3年生はSSHで課題研究に取り組んでやり遂げたという自信をもってほしい」「思考力・判断力・表現力は確実に身につけることができた」「いろいろな人と協力して研究を遂行したわけだから、主体性をもって協力する態度を身につけられた」との講評をいただきました。「1・2年生は、素晴らしい発表をした先輩にあこがれをもって“学び”を続けてほしい」とのエールもいただきました。楽しく研究を進めていってほしいと思います。
(平成29年7月14日付茨城新聞 22面より)
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
7月12日(水)、第2学年の生徒を対象に、東京の国立劇場において、歌舞伎鑑賞を行いました。これは、グローバルな視点をもった女性リーダーの育成を目指す上で、その基盤としての日本文化や歴史を理解する心を育むための取り組みの一環として、代表的な芸能のひとつである歌舞伎を鑑賞し、日本文化への関心を高めることを目的としたものです。
演目は「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」。主な出演は、尾上菊之助(一條大蔵卿長成)、中村梅枝(常盤御前)、坂東彦三郎(吉岡鬼次郎)、尾上右近(鬼次郎妻お京)等でした。ちょうどこの時期は、国立劇場の「歌舞伎鑑賞教室」が催されており、坂東亀蔵による、歌舞伎のみかたのわかりやすい解説の後、鑑賞しました。見せ場で生徒たちが食い入るように見ていた姿が印象的でした。
最後に幼稚園の先生が「今日の実験はどうでしたか」と尋ねると、「楽しかった!」「(ゾウリ)ムシが(麻酔で)寝ていたのがおもしろかった」等の感想を聞くことができました。参加した生徒からは「幼稚園生に教えるのは難しい」との感想が聞かれました。園児たちに、身近な‘自然’にもっと関心を持ってもらえたらいいなと思います。
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(平成29年6月19日付茨城新聞 5面より)
※ 紙面記事の転載使用については、茨城新聞社様から使用の許可をいただいています。
私は、大会副委員長として出席しました。選手や審判の入退場がきびきびとした動きで美しく、こちらが緊張してしまうほどでした。競技も非常に緊迫した競った試合が多く、時間のたつのも忘れて見入っていました。
本校は団体試合で優勝、個人で2位となり、団体及び個人1名が8月に宮城県で行われる全国大会に出場することになりました。日頃の練習が実を結んだ成果だと思います。応援も素晴らしく、全員で勝ち取ったインターハイ切符と言っていいでしょう。全国大会でも持てる力を存分に発揮してほしいと思います。
頑張れ、水戸二高なぎなた部!
これは、学校周辺の歴史探索をとおして、先人たちの偉業に触れ、郷土への理解と愛郷心を培うことを目的として実施するものです。2クラスずつ4日間での実施です。私は6月6日(火)、2年7組と2年8組に同行しました。
「歴史アドバイザー水戸」のボランティアの方の案内で、正庁内の幕末の抗争でついた弾痕、対試場、至善堂等の見学・説明を受け、150年前に思いをはせました。弘道館は、本校創立当初から4年間、仮校舎として使用したところでもあります。
本校ゆかりの場所ということもあってか、生徒たちはガイドさんの説明に聞き入り、熱心にメモをとっていました。
6月7日(水)6時限目、物理実験室にて、「SS課題研究」中間発表会を開催しました。
本校は、スーパーサイエンスハイスクールに指定されて12年目になりますが、本日開催したのは、課題研究発表会を見据えての中間発表という位置づけです。研究のテーマや目的(仮説)、方法、今後の計画について報告するものです。14のグループが、質疑応答を含んでそれぞれ4分間で発表しました。
各グループともパワーポイントで簡潔にまとめての発表でした。質疑応答も活発に行われ、この後が楽しみです。小さな疑問を大事にしていってほしいと思います。
※各グループのテーマは以下の通りです。
「色の変わる窓」 「リーゼガング現象」 「オーロラ発生の研究」
「化学発光現象」 「ねじの耐久性」 「植物でエコ染料」
「整数の性質」 「プログラミング」 「クマムシについて」
「オイル産生藻類」 「イモリの再生」
「雑草からバイオエタノールを作る」
「閉鎖系Belousov-Zhabotinksy反応の酸素による影響」
「組織別プロトプラストを使ったニンジンの再分化能の比較」
これは、留学経験のある先生方の話や留学生のメッセージを聞き、留学で得たものや海外との相違を知り、異文化理解を図ることを目的とするものです。今回は、ALTのマック先生(フランス留学経験)、英語科の田所先生(カナダ留学経験)、マレーシアからの留学生ヨーさんの3人からそれぞれの留学経験を聞きました。その後、マック先生とヨーさんのネイティブどうしのディスカッションを聞いて質疑応答となりました。
約40名の生徒が参加しましたが、みんな熱心に聞き入り、ディスカッションでは笑いや驚きの声が上がるなど、内容も理解していることに頼もしさを感じました。留学など、自分の視野を広げる機会を大いに活用してほしいと思います。
5月26日(金)午後、東京女子大学現代教養学部国際社会学科教授の聶莉莉(ニエ リリ)先生を講師にお招きして、全校生徒を対象とし、体育館において国際理解教育講演会を開催しました。聶先生は、文化大革命後、中国人民大学から北京大学大学院に進まれ、1986年に来日して東京大学大学院総合文化研究科で文化人類学を学び、学術博士号を取得されました。
講演のテーマは「グローバル時代に『国際理解』を考える」。現在までに出会われた、国際的な視野や他者の社会文化に深い洞察力と理解力を持つ5人の人物を紹介され、彼らの姿勢を参考にしながら、グローバル時代の国際理解に個人が何の素質を備えるべきかを生徒たちに投げかけながらの講演でした。
国際理解には教養(心の豊かさ、創造の活力、人間に対する同感力、物事に対する理解力)が必要であること、将来のために今は基礎的な知識を学び、国際的な事柄に関心を持つことが大切であるとのメッセージが印象に残りました。
講演後は、応接室でグローバルクラブの生徒たちとの懇談会も行われ、活発な意見交換で、出席した生徒たちは貴重な示唆をいただいていたようです。聶先生、“娘たち”のためにお時間を割いていただき、ありがとうございました。
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5月16日(火)午後、横浜国立大学大学院環境情報研究院研究院長の根上生也先生を講師にお招きして、全校生徒を対象とし、体育館においてSSH講演会を開催しました。根上先生は、日本における位相幾何学的グラフ理論のパイオニアであり、映画「容疑者Xの献身」やテレビドラマ「ハードナッツ」などの監修を務めたり、毎年「円描き大会」を開催したりと、数学の啓蒙に努めておられます。
「数学活用―もっと自由に考える」のテーマでご講演をいただき、トランプを使ってのグループワークで盛り上がりました。意味もわからず反復練習によって培われた能力はいずれ消えてしまうけれども、そもそも人間に生まれながらに備わっている能力を基にして物事を見ていけば、気付きを得ることができる。意味が分かっていれば、曖昧になった知識を自分で復元することができるので、意味を理解することが大切だということを実感しました。目の付け所が違いますね。
「教科に分断して自分の能力を見るな」というメッセージが印象に残りました。
知識ではなく知恵を生かしていきたいという生徒の感想もあり、生徒たちは何らかの“気付き”を得ていたようです。大変貴重な講演会でした。
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5月11日(木)、県高校総体総合開会式が笠松運動公園体育館で開催されました。県内131校から約1700人の選手が参加。本校からは13の運動部の主将が参加し,そのうちソフトボール部、バスケットボール部、なぎなた部、剣道部、ハンドボール部、硬式テニス部、陸上競技部、弓道部、バレーボール部、バドミントン部の主将10人が入場行進を行いました。
昨年度総合優勝して勝ち取った優勝杯の返還は、バスケットボール部の主将が学校代表として務めました。本校は、平成27・28年度と、2年連続で女子の部総合優勝をしていますが、今年度も優勝を目指し、3年連続の栄誉を勝ち取れるよう、みんなで頑張りましょう。頑張れ!水戸二高運動部。
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4月28日(金)は、「一日ホームルーム」を実施しました。これは、目的地を、1年生は県内、2年生は近隣県を含めた日帰り可能範囲、3年生は東京方面に設定した、クラス企画の遠足です。私は2年7組に同行して那須どうぶつ王国に行きましたが、生徒たちは楽しそうに1日を過ごしていました。バス内でのレクリエーションや目的地での進行など、ほとんど生徒主体で動いていたことに感心し、昼食時には“育ち盛り”を再認識させてもらう場面に遭遇しました。
大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
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4月22日(土)に、スーパーサイエンスハイスクール事業の一つ,サイエンスツアーを実施しました。2年SSクラス全員と2年理系の希望者で、茨城大学理学部の研究室を訪問し、大学での研究内容や研究手法等を学ぶことにより、理数系学習に対する意欲の向上を図ることを目的としたものです。
最初に、SS課題研究について、理学部長の折山教授の講義を受け、その後、3~4人毎の10班に分かれて各研究室を訪問。みんな興味・関心を深められたようで、楽しそうに参加していました。講義の中で話された、“研究とは『きれいで美しい』、『楽しくておもしろい』もの”、“楽しんで課題研究に取り組んでほしい”との言葉が印象に残りました。
「驚き、新たな発見、喜び」が得られるよう、SS課題研究に頑張って取り組んでほしいと思います。
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4月11日(火)~13日(木)の3日間,登校指導期間でした。6~7割の生徒がJRを利用しており,絶えず生徒が登校してきます。安全を配慮してか,道路を横切らず,きちんと横断歩道を渡っている姿,自転車登校の生徒が,校門前で降車して自転車小屋に向かう姿に感心してしまいました。
6日に認証式を終えたばかりの9名の生徒会役員も挨拶運動を展開していました。
とてもさわやかな朝のひとときでした。
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