【令和 2年 5月23日】

 本校の生徒会の子どもたちと大子清流高生徒会の子どもたちが,学校再開に向けて,生徒会としてどのような事を準備していけば良いのか,テレビ会議システムを用いて意見交換会を行いました。最初は,両校ともにぎこちなさがありましたが,さすが,将来地域を担う両校のリーダーたちです。学校再開に向けて,互いの生徒たちが,新型コロナウイルスの終息に向けて,自主的に守るべきルールを作っていることや,学校行事があいついで中止になっている事を憂いながらも,それにかわって学校が一体となる取組みを,新しい発想で構築していく事などを紹介し合いました。
 当日は,読売新聞の取材が入りました。学校再開に向けてというタイトルで5月22日(土)朝刊の茨城版に掲載されています。確認していただけると幸いです。子どもたちが,学校再開後,地域の人たちに応援されるよう,科学的にみて根拠のあるデータを参考に作ったルールを守るなど,
お互いの子どもたちが,新型コロナウイルスとの長期戦を,見据えて色々考えてくれていることが伝わってくれればと思います。両校の子どもたちに,改めて勇気をもらいました。大人である自分たちが,子どもたちに負けるわけにはいきません。
 掲載記事の写真では,彼女たちは,マスクを外していますが,名誉のために付け加えます。当日,機材の調子が良くなくマスク越しだと音声が聞き取りにくかったこと,十分に換気をしていること、彼女たち自身が,毎日の検温や味覚・嗅覚の確認など,かなり厳しい健康観察を行い登校してくれているという裏付けあること,お互いの顔や表情が分かるようにと考えた結果であることを申し添えます。
 両校の子どもたち,自分の身は自分で守る,さらに,自分たちで決めたルールを守るという相手のことも思いやるという,大事なことをさらりとこなしてくれています。権利を声高に主張するのではなく,まずは果たすべき義務を大事にするという,真の民主主義精神に通じるものが,その行動に表れています。そのような子どもたちを校長として誇りに思います。
   






 

【令和 2年 5月20日】

 本日5月20日は,県立水戸第二高等学校の創立記念日です。
明治33年(1900年)に「茨城県高等女学校」の第1回の入学式が行われた日です。大正4年(1915年)創立15周年式典時に,この日が本校の創立記念日として定められました。
 分散登校により生徒はまばらな学校ですが,国旗・県旗・校旗と久しぶりに,三旗を掲揚してもらいました。このご時勢,お祝い事はとも思いましたが,せめてもの校旗ぐらいは許してください。
 今年は,創立120周年の記念すべき年にあたります。在校生は,新型コロナウイルスにより,日常とは異なる学びを経験しています。ただ,これまで先輩方が築いてこられた水戸二高にとっては,それぞれの時代に幾多の危機や困難があったことと思います。その危機や困難に果敢に立ち向かい乗り越えてきたからこそ,今の水戸二高があると信じています。困難を乗り越えるDNAは在校生である皆さんにも引き継がれているはずです。生徒会の人たちも,様々な工夫を凝らして学校を盛り上げようとしてくれています。その一つに,学校休校明けに向け,映像配信による学校紹介や,休校明けで登校・下校時や校内で守るべきことを考えてくれています。先日も,生徒会と協議しました。どのような提案をしてくれるのか楽しみです。
 OGの皆様,頑張って伝統を引き継ごうとしている水戸二高生へあたたかい応援をよろしくお願いします。
   







 

【令和 2年 5月14日】

   1年生の偶数組が1時間に10人ずつの分散登校形態で学校に登校してきました。校長室横のボードに,様々なお知らせを貼っておきました。各教科の先生方によって,映像配信授業や適度な課題も用意されていますが,このような時だからこそ,読書をしてもらいたいと思っています。本校のwebページ,「校長から」でも本の紹介を始めました。その中では,このように読むと,自然と学びにつながるようになるよというスタンスで語りかけています。さらに「校長のつぶやき」は,東洋経済オンラインの5月4日付けの神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授への取材からまとめられた記事を用いて,正体が少しずつ見えてきた新型コロナウイルスについて,何が大切なのかを伝えたいと思い紹介しました。ここからが正念場です。岩田先生がおっしゃるとおり,手洗い,うがい,手指の消毒の励行。不特定多数がいるような場所で,長い時間とどまらない。最低限,これらのことを守っていきましょう。
 さらに,嬉しかったことは,校長室に来てくれた生徒たちから,入学式の式辞で紹介した本を,読みましたと話してくれたことです。中には,同じ作者の,「賢者の書」や「君と会えたから」を読んでくれている生徒もいるようです。学ぶ意義を見出せれば,個別に自分で学ぶべきものを見つけ,自分で優先順位を立ててスケジュールを組んでやれるはずですよね。私も色々なことに挑戦します。まずは,来週の分散登校までに,「校長のつぶやき」作っておきますね。お母さんも楽しみにしているんですよという一言は,俄然やる気になりました。私が皆さんをその気にさせて,学びに向かわせようとしているのに,そのお株を取られました。やるな二高生。
   







 

【令和 2年 5月12日】

    読書にはどのような意義があるのでしょうか。本を読みながら考えていくことで、各分野の一流人たちと対話をすることができるということもあります。また、本を読みながら人生を重ねていくことにより、自分の経験値を増やすことができます。これを追体験とも呼びます。一人の人が体験できる量は限られています。ですから、読書による追体験にも意味があります。いろいろな出来事への自分なりの理解アプローチ方法ができていきますし、またそれを複数の角度から捉えていこうとする姿勢もできてくるのです。自分の人生をより豊かにしてくれ、さらにそこから他の人(社会)に対して、自分はどのように貢献していけばよいのか、その基盤を読書の習慣はもたらしてくれます。今回、紹介する本は、仲野徹「こわいもの知らずの病理学講義」(晶文社)です。
 仲野徹先生は、大阪大学医学部医学科を卒業後、内科医から研究の道に進んでいます。大阪大学大学院・医学系研究科病理学の教授です。「ひとは一生の間、一度も病気にならないことはありません。ひとは必ず病気になって、死ぬんです。だとすれば、病気の成り立ちをよく知って、病気とぼちぼちつきあって生きるほうがいい」という姿勢で、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした本です。医学部で話されている内容ですが、高校の「生物」「化学」で出てくる「ATP」「アルコール発酵」「ヘモグロビン」や、世界史のテリトリーである「シュリーマン」など高校生にもわかる内容です。出てきた事項をそれぞれの教科書で確認するという読み方を勧めます。仲野先生は、学生に相手に「広辞苑」を調べることを課しています。私はみなさんに高校の教科書で確認することを勧めます。まずは読みながら、この言葉は、教科書で「見たな」、先生から「聞いたな」という箇所にマーカーを入れてください。同時にそのページに付箋を入れましょう。例えば生物の教科書ならば、イエローの付箋、世界史の教科書ならば、ピンクなど、色分けしておくと後で調べるときに楽ですよね。これも高等な学習になると思います。
   







 

【令和 2年 5月1日】

水戸二高が目指す学びのコンパスともいうべき,冊子が出来上がりました。これまでスタートプログラムとして、これまで1年生の「総合的な学習の時間」(茨城県では「道徳」として実施)で行っていますが、さらに「総合的な探究の時間・道徳」として、これまでの資料を新たにテキストにまとめ上げたものです。各教科で付ける資質・能力いわゆる身に付けるべき力を意識し、それらを探究の一つのツールとして活用できるようになることを狙っています。当然、図書館の活用法、レポートや論文にまとめる手法、プレゼンのお作法(発表へ)、参考文献の用い方など生涯にわたって使えるテキストを目指しています。私も巻頭言で「探求から探究へ」へというお題で文をしたためております。初版本は、一年生に配布するとともに、今年一年かけて、SSH4期目申請へ向け、バージョンアップを重ねる予定です。これから残部を有識者等へ送付させていただく予定です。配布させていただいた皆様方のご指導ご助言をいただきながら、より良いテキストを目指していきます。
新たな学びの確立へ向けて教職員が挑戦します。








 

校長より[令和2年度]

 
 

【令和 2年 4月22日】

 先生方の思い,水戸二高の皆さんに伝わっているでしょうか。先生方は,少しでも,みんなの学びが進むことを祈っています。学校の静けさを感じると,当たり前に行われていたことが,特別なことであったように思います。確かに,皆さんは,学校に来て,一日を決められたカリキュラムとおりに授業を受けていました。このような日々が来るとは思わず,毎日,そのことが当たり前のように規則的に学んでいました。その時は,そのことがあまりにも普通のことで,なくなってしまうことなど考えたこともなかったと思います。ところが,今は,いつあけるのか分からないくらい時間が永遠にあるように思われているかもしれません。皆さんの前にある時間は,やはり限りがあります。配信される授業を見るのも,自分で決めて見ているのだと思います。明日があるからあとでというような気持ちになっているかもしれません。元来,学びは自分で工夫して,手を尽くして獲得するものです。分からないことを,自分が分かっているところまで戻ることも,今なら可能です。時間に限りがあるから今がチャンスなのです。毎日1時間分からないことの復習に当てることができれば,休校明けには,かなりの力が付いているはずです。2・3年生なら、これまでの模試や苦手な教科の学び直し,1年生ならば中学校の学び直しを行うことが,それにあたります。学ぶ材料はたくさん持っているはずです。自分の不得意なものの中から,見つけ出すのも学びです。私も学んでいます。皆さんとZoomもしくはMeetを用いて面談ができるようにとその手段を考えています。皆さんがどのような学びをしているのかまずはメールで教えてください。





 

【令和 2年 4月20日】

 雨の学校。休校中のため校内は,余計にひっそりとしています。先生方は,今週から本格的に始めるオンライン授業の準備に余念がありません。録画も順調に進んでいます。先週は、2学年が導入したスタディーアプリの講習会を実施してくれました。生徒の皆さんも,教育情報ネットワークのログインIDと初期のパスワードを手にしたはずです。パスワードは,使い出したら変更してくださいね。私も,かつての仲間にZoomでできることを教えていただきました。校長室に来なくても,Zoomを用いてミライcafeができそうです。
 ただ,便利なICTを活用しないのは,勿体ないですが,始業式や入学式でお勧めした「手紙屋 蛍雪編」は,読んでいただけたでしょうか。どんなに優れた教育コンテンツも,受け手であるみなさんが,学ぶ意欲が高まっていないと成果は出ません。本を読むことは,大きな学びを得ます。
 なぜ学ぶのか。やらされる勉強から,自らの意思で獲得する学びへ,一歩を踏み出してほしいですね。Zoomを用いたミライcafeは,準備が整い次第,連絡します。参加してみようかなと思う人は,まずは,無料版のZoomをスマートフォンかカメラ付PCにダウンロードしてください。その後に,私のメールアドレスに学年と氏名と自分のメールアドレスを記載したメール本文を送信してください。おって,開催時間とログインIDなど招待メールとして送信します。
 
 





 

【令和 2年 4月15日】

 昨日から休校になっています。主役のいない舞台はひっそりとしています。しかし、主役を引き立てる脇役である担任・副担任の先生方,舞台全体の構成を考える演出家である各部長の先生方,そして全体の指揮を執る監督・助監督である副校長・教頭が,各部・各所で話し合ってくれて,素晴らしい原案を出してくれています。具体的には,総合プロヂューサーである私のところに,ICTを駆使した連絡方法や教科の指導方法,課題の提供,子どもたちの心や身体の安定を図る,相談体制や活動などの様々なセーフティーネットの構築などを提案してくれました。学校が子どもたちの学びを保障するということと,心の平安を保つということで、教職員が中心となって一体化しています。ただ,心配なのは,教師集団は,失敗は許されないと,とても真面目に考えてしまうことです。トライ&エラーで構わないと思います。それも,子どもたちのエールになると思います。子どもたちは,私たちの姿勢を見ています。失敗しても,それを良くなるために挑戦するべきものと考え,工夫してやがて克服すれば,生きた見本ですよね。
 生徒の皆さんには,緊急掲示板等で,お知らせしています。こちらも,水戸二高webページ校長からにもアップしていきます。確認してくださいね。友達にも知らせてあげてください。
 ここまで準備できたのだから,先生方も少し安心して,テレワークなどを活用して,罹患を抑えることも大事な使命と考えてください。体調は,日々刻刻と変化します。怪しいと少しでも思うことがあれば,私たちに気軽に相談して,自宅で様子を見てくださいね。まだまだ長期戦です。




 

【令和 2年 4月7日】

 本日,無事に入学式を挙行することができました。新型コロナウイルスという感染症との闘いの中,体育館を目一杯に使って出席者が密接になることを避け,窓を全開にしての換気に努め,式の簡素化による長時間の密集を避け,参加者には原則マスク着用をお願いしました。儀式は,学習指導要領特別活動にも定められた教育効果の極めて高いものです。命あっての教育ということは重々承知しており一番大事にしておりますが,子どもたちの心の教育も重要であると考えております。エビデンスから考え,今回はうつさないうつらないという最適解を模索することを大事に考えました。新入生は担任の呼名にマスク越しながら大きな声での返事,その後の私の式辞についても真剣に聞いてくれていました。生徒代表の誓いの言葉も,ほぼ暗記してくれていたのか,自信をもって宣誓してくれました。私の式辞の中でも,民主主義の大切さと関連させ,自ら責任を果たす行動を求めました。式終了後,校内を巡回しているとグラウンドの桜の木のもとで,写真を撮影している親子の集団を見かけました。声をかけて近づくと,向こうから校長先生と声をかけていただきました。せっかくなので写真を撮っていいですか,私のfacebookに掲載しても良いですかと頼んでみました。それまでマスクをしていましたが,撮影ということでマスクを外してステキな笑顔をこちらに向けてくれました。式辞をしっかり受け止めてくれていて,水戸二の学びに頑張ってついていきますと約束してくれました。自分たちが目指すべき舞台を,早く見つけて,その舞台で輝きを放てるように,学びを深めてほしいですね。校長室は,水戸二高すべての子どもたちにwelcomeです。かつての子どもたち(卒業生)も遊びに来ます。ですから雑談をしに来てくださいね。雑談を重ねるうちに,自分の舞台が見えてくるかもしれませんよ。こんなにステキな笑顔の持ち主たちです。相対的な順位に惑わされることなく,自分の舞台を見つけられるように学び続けよう。応援しています。頑張れ二高生.。

 

【令和 2年 4月6日】

 会議室からの,YouTube配信で各教室に,新任式・始業式・生徒会役員信任式を流して行いました。撮影は,放送部の子どもたちが担当してくれました。手際の良い仕事ぶりです。ついつい私の話は、長くなってしまうのが,反省点ですね。前期生徒会役員の子どもたち堂々としていました。水戸二高を良い方向へ導いてくれる,と確信した瞬間です。前期生徒会長は,公約であった電子マネー対応の自動販売機導入を,事務室長と交渉をして勝ち取ってくれました。きっと次の一手を考えてくれていると信じています。新入生は,18歳成年年齢の該当学年です。民主主義の大切さを後輩に伝えてくれるものと思います。

 
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