白百合セミナー「自然科学体験学習」
 8月4日(日)から2泊3日の日程で,栃木県奥日光において白百合セミナー「自然科学体験学習」が行われました。参加者は1年生の希望者38名と理科・学年の引率者6名です。
 初日は,中善寺湖畔の日光自然博物館を見学後,現地のガイド案内で湯滝周辺の自然観察を行いました。様々な樹木や草花など教科書で学んだことを自分自身の眼で確認し,ぐっと理解が深まりました。ホテルに着いてからは天体観測に関する講義を理科担当の引率者から聴いた後,2台の天体望遠鏡で木星と土星を観測しました。写真でしか見たことがなかったこれら天体を直接観測し,木星のガリレオ衛星や土星の輪を見ることができ,皆感動していたようです。
 2日目は,火山コース(18名)と湖沼コース(20名)に分かれて活動を行いました。火山コースは中善寺湖畔から半月山を登山しながら,岩石や火山の形などを学びました。下山後は,竜頭の滝を見学し,最後は湯元温泉の源泉の観察を行いました。湖沼コースは湯ノ湖の水質を数カ所でパックテストや水生昆虫の観察で確かめました。その後は,湿原から草原へと変化した戦場ヶ原を散策し,植物の観察を行いました。ホテルに戻ってからは班ごとに活動報告を行いました。そして,日没後には星座と天の川の観察を行いました。水戸では見ることが難しい天の川がはっきりと見え,忘れられない体験になりました。
 最終日は,華厳滝を見学後に宇都宮の栃木県立博物館を見学し,今回の体験学習を振り返りました。今年は3日間とも天候にも恵まれ,充実した体験学習になりました。